Takahiro Izutani

Ableton

超初心者に戻ったつもりで勉強し直してます。

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いま恥ずかしながら超初心者に戻ったつもりでAbleton Liveをいちから勉強してます。実は自分はLIve 3からのユーザで以前からライブパフォーマンス用には使っていたんですが、今後は制作用のメインDAWにしようと考えています。長年Logic Proで作曲してStudio Oneでミックスするというスタイルを続けていましたが、Logicはもうコンセプトが古過ぎる上に追加されていく機能が建て増しの温泉旅館の様な非効率なもので、作曲時に新しい発想を喚起するには全く向いていません。ジワジワとLogicへのストレスが溜まっていたおり、いま自分が注目しているエレクトロニック系アーティストはほとんどがAbleton Liveユーザだと知ったので、試しに制作用として久々に使ってみたところ、色々と昔は使いづらいと思っていたところがほとんど改善されている上に、直感的に曲作りするという点において圧倒的に柔軟性が確立されているとわかってしまいました。

一般的なDAWが横スクロールでリージョンを置いていきながらオートメーションデータを書いて行くことを前提とした思考を求めてくるのに対して、Ableton Liveではセッションビューとアレンジビューの連携ができることによってその縛りがないことと、Audio To MIDI機能の進化によってMIDデータ、サンプル、録音した演奏データの境界線もなくなっています。全ての選択肢から最適なものを直感的に選べるようになり、素材の種類の境界線がなくなったことで、逆に制作者に極度に思考力、選択力、決断力を求めるDAWに進化しています。オリジナルなアイデアを積み上げていくにはもってこいでしょう。これはもはやいわゆるDAWと言うよりも超高性能な単体のサンプラーとすら言えると思います。

そしてJon Hopkinsの以前のインタビュー記事での言葉がダメ押しになりました。
"[Logic is] like working in a very small courtyard, whereas Ableton is like this big massive playing field. It's almost as if you can't see the boundaries. 

このMax CooperのライブではAbleton Liveを立ちあげたラップトップからのサウンドを演奏しながら、Max for LiveからはResolume(VJソフトウェア)が立ちあげられた2台の別のラップトップにMIDIメッセージを送って制御しています。