Takahiro Izutani

映画を3本ほど。

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この10日くらいで3本の映画をみてきました。

Star Trek Into Darkness 109シネマズ川崎 3D IMAX
こちらは前作がむちゃくちゃ面白かったので期待大でした。冒頭シーンの赤い木の林を駆けまわるシーンが特に臨場感があって良かったです。緻密な描写が3D効果によってうまく強調されてます。アバターでも確か似たようなシーンがありましたが。音楽はオーソドックスというか今の時代にしては古めかしいくらいの正統派のスコアです。この作品は音より映像のおもしろさの方が楽しめました。

宇宙戦艦ヤマト2199 第7章 新宿ピカデリー
昔から宮川泰先生の音楽が大好きな作品です。1章から見続けてきて最終章でようやく劇場に行くことにしてみました。ご子息の宮川彬良さんによるオリジナル楽曲のほぼ完全リメイクがとても素晴らしく、現代的なサウンドで名曲の数々をシネコンの音響で聴けるのがとても貴重な体験でした。作品とは関係ないですが平日の昼過ぎだったにも関わらず観客の95%ほどがぱっと見で40代後半と思われる方でした。あとは連れて来られていた子どもで、いわゆる若者っぽいひとはこの回は皆無。うっすらとは予測してましたがちょっと複雑な気分でした


Man of Steel 109シネマズ川崎 3D IMAX
クリストファー・ノーラン監督絡みの作品なので外すわけにはいかないという事でこちらも3D IMAXでの鑑賞。ですが今回は脚本も監督もつとめていなかったからか、あまりノーランぽくない作品でした。それと要所要所に派手なシーンをぶちかましてあるわりには3Dの効果もStar Trekほどではなかったように思います。
むしろこちらは恒例のハンス・ジマーの音楽がまた強烈で、こちらを体感しに行ったようなものでした。Dark Knight ( 以前にブログでレビューしました)あたりから続くオーケストラでの音響実験的な作風がもはや定番になってますが、もうここまでくると音響兵器ですな。ハッキリとしたテーマはあるもののメロディや楽器での演奏表現によるスコアリングではなく反復するフレーズを音響デザインとダイナミクスで変化させつつ映像にあわせている感じ。そして劇場の大音響で聴いてるにも関わらず、完全にリミッティングされて張り付いたような音でも全く耳が痛くなるような不快さがなかったです。IMAX用のミックスってどうやってるんですかね~。
それと例のドラムオーケストラは作品を見てる間は特にどこで使われてるのは気づかなかったです。技術や音楽性と関係なく著名ドラマーを集めてユニゾンで叩かせるという結構成金趣味的な企画だと思いますが、作品の宣伝やブランディングという意味合いもあるんでしょかね。でもメイキング映像は見応えあります。全員共通のワンタムのセットがカッコいいです。

次回は日本で唯一の3Dサウンドが体験できる平和島シネマサンシャインの Imm 3D sound シアターに行ってみようかと思います。


Man Of Steel Soundtrack - Percussion - Hans Zimmer